新型プリウス(60系)の寒冷地仕様はお得だった!価格と性能を徹底解析|失敗しないカスタマイズ

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雪景色トヨタ
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プリウスの歴史

1997年から製造・販売されているプリウス(PRIUS)は、世界初の量産ハイブリッド専用車(スプリット方式)です。さらに、それを中心としたハイブリッド専用車のブランド(商標)でもあります。

プロトタイプ

1995年11月、第31回東京モーターショーで参考出品されたプロトタイプは、「人と地球にとって快適であること」というコンセプトのもとに開発されました。このプロトタイプには、低燃費走行を実現するためのパワートレーンシステム「TOYOTA EMS(Energy Management System)」が搭載されています。これは、直噴ガソリンエンジン「TOYOTA D-4」、CVT(Continuous Variable Transmission・ベルト式無段変速機)、キャパシターを電源としたインダクションモーター/ジェネレーター(M/G)をコンピュータ(ECU)が協調制御する世界初のパワートレーンシステムです。このシステムにより、エンジン・駆動系の効率が向上し、エネルギー回生や停車時のエンジン停止などの画期的な機能が採用されました。また、同クラス車の約2倍の燃費30km/L(10・15モード走行)の実現が目標とされました。

環境に配慮した機能としては、電動パワーステアリング、低転がり抵抗タイヤ、電動コンプレッサーエアコンシステム、RSPP(新リサイクル防音材)の採用、空力ボデー、高性能熱線吸収ガラス、着色樹脂を使った無塗装バンパー&サイドモールなどがあります。安全装備としては、早くも側面衝突対応SRSエアバッグを装備し、計6カ所にエアバッグが配置されています。

また、助手席およびリヤシートに組み込み式チャイルドシートや、近未来対応型マルチメディアシステム、ドームランプに設置された4方向のセンサーから発信されるマイクロ波により、駐車中の車内への侵入者を感知するセキュリティシステムなど、珍しい装備も備えています。

内装においては、センターメーターではなく、運転席側にメーターを配置したオーソドックスなタイプが採用されています。

初代プリウス

1997年12月にデビューした初代トヨタ・プリウスは、「21世紀に間に合いました。」というキャッチコピーで世界初の量産ハイブリッド自動車として誕生しました。このプロジェクトの開発責任者は後にトヨタ自動車の会長となる内山田竹志でした。プロジェクト名は「G21プロジェクト」とされています。CMキャラクターには歌手の谷村新司が起用されました。

初代プリウスは小型5ナンバー4ドアセダンで、デザインはトヨタのアメリカのデザイン拠点であるCALTYが手がけました。外観は未来的なイメージを反映し、フロントグリルとボンネットをシームレスにつないだデザインを採用しました。また、車両の全高を高くすることで乗降を容易にし、革新的なパッケージングを実現しました。

インテリアではセンターメーターが採用され、5.8インチマルチインフォメーションディスプレイもインテリアデザインに盛り込まれました。これらの特徴は後の乗用車全般のインテリアデザインに大きな影響を与えました。また、駆動ユニットにはTHS(Toyota Hybrid System)が採用され、ミラーサイクル方式の1NZ-FXE型ガソリンエンジンと、1CM型永久磁石式同期モーターを併用して動力を発生しました。

初代プリウスの販売価格は215万円で、当時の同程度の車と比較して高価でしたが、ハイブリッドシステムの先駆けとして革新的な技術を取り入れたことが注目されました。初代プリウスはハイブリッド乗用車史の基礎を築き、後のモデルの開発に影響を与えました。

2代目プリウス

2代目トヨタ・プリウスは、ボディ形状が大きく変更され、5ドアファストバック(ハッチバック)となりました。これは自動車モデルのフルモデルチェンジで、一気にボディ形状が変化するケースは珍しいです。また、日本国外での市場を考慮してやや大型化され、車格はミドルクラスになりました。車幅が広がったため、日本市場では3ナンバー登録となりました。

2代目プリウスからは、「HYBRID SYNERGY DRIVE」(ハイブリッド・シナジー・ドライブ)がトヨタのハイブリッド乗用車で初めて展開されました。このブランドは、車名エンブレムの下に装着されました。

2代目のユニットはTHS-II(Toyota Hybrid System II)で、エンジンとモーターの出力が向上し、10・15モード燃費は35.5km/Lとなりました。また、搭載された技術にはEVモードやインテリジェントパーキングアシストなど、先進的な機能があります。このモデルはトヨタのハイブリッド車の進化を象徴し、その後のモデルにも影響を与えました。

3代目プリウス

3代目のプリウスは2009年5月に発売されました。北米国際オートショーで発表され、同年5月18日に日本で販売が始まりました。2代目と同様に3ナンバー登録です。

2009年12月からは、ZVW30型プリウスをベースとしたプラグインハイブリッドカーのプリウスPHVのリースが開始され、2012年1月30日には市販も開始されました。

2011年12月にはマイナーチェンジが行われ、内外装デザインの変更などが行われました。また、それに合わせて派生車種のプリウスαとアクア(プリウスC)が販売されました。さらに、プリウスG’sという純正カスタムモデルが設定されました。これはGAZOO Racingによってスポーツ走行志向のボディ補強や特別な装備が施されたモデルです。動力性能は標準モデルと同様です。

エコカー減税などの恩恵を受けたこともあり、2009年度にはハイブリッド車で初めて新車販売ランキング1位となりました。また、2010年には史上最多の31万5669台を販売しました。

4代目プリウス

このモデルのチーフエンジニアは、3代目の後期型や初代PHVの開発にも携わった豊島浩二氏が担当しました。デザイナーは児玉修作氏です。

4代目プリウスはトヨタ・ニュー・グローバル・アーキテクチャー(TNGA)を初めて採用したモデルであり、それにより乗り心地や走行性能が前モデルと比べて大幅に向上しました。TNGAの採用により、車高が前モデルよりも20mm低くなり、全高は1470mmとなりました。また、従来のニッケル水素電池に加えて、新型ではリチウムイオン電池がSを除く全グレードに採用されました。新型ではEを除く全グレードに4WD(E-four)の選択が可能になったほか、100V -1500Wのアクセサリーコンセントもシエンタ同様4万3000円で装着できるようになりました(Aプレミアムは標準装備)。また新型では、メーカーオプションのカーナビの設定はなく、全て販売店オプションとなっています。2代目・3代目同様3ナンバーです。

グレード構成は低い順に「E」→「S」→「A」→「Aプレミアム」となっています。

S以上では、専用サスペンションや17インチアルミホイール、専用リヤバンパーを装備したツーリングセレクションが選べます。またS、Aのツーリングセレクションには快適温熱シートと合成皮革が装備されます。Aプレミアムでは本革シートとシートヒーターが標準装備されています。

先代と異なり、ヘッドライトが全車Bi-Beamヘッドランプで、スマートエントリー(運転席、助手席、バックドア)が標準となりました。フォグランプもLED化され、消費電力を軽減させています。

この車は2015年9月8日(現地時間)にアメリカのネバダ州ラスベガスで世界初披露され、同年12月9日に日本で発売されました。

3代目同様、エンジンには2ZR-FXE型が採用されていますが、改良を施して最大熱効率40%を実現するとともに、ハイブリッドシステム全体の小型・軽量化や約20%の低損失化を図りました。その結果、「E」はJC08モード走行燃費を40.8km/Lに、その他のグレードにおいても37.2km/Lにそれぞれ向上しました。併せて、歴代初となるE-Four(電気式4輪駆動方式)を採用した4WD車が新設定され、こちらも34.0km/Lの低燃費を実現しています。TNGAに基づいて新たに開発されたGA-Cプラットフォームを導入することで、低燃費の実現とデザイン性を両立した低重心フォルムとなり、基本性能も向上しています。また、歩行者検知機能付衝突回避支援型プリクラッシュセーフティ、全車速追従機能付レーダークルーズコントロール、ステアリング制御付レーンディパーチャーアラート、オートマチックハイビームで構成された衝突回避支援パッケージ「Toyota Safety Sense P」も導入され、「E」・「S」にメーカーオプション設定、「A」以上のグレードに標準装備されています。また、「Bi-Beam(バイ・ビーム)」LEDヘッドランプも導入され、全車に標準装備されています。

現行プリウス

このモデルのチーフエンジニアは、カローラツーリングなどでも活躍した上田泰史氏です。

5代目は「モノフォルムシルエット」を踏襲しつつ、第2世代のTNGAプラットフォームの採用によりさらなる低重心化が実現されました。

外観では、フロントは16代目クラウンクロスオーバーや2代目C-HR同様のハンマーヘッドデザインを採用し、リアデザインは過去最初のナンバープレートがバンパーレベルに移されました。従来のナンバープレートの位置には薄型一文字のリアコンビネーションランプが配置され、その真下には16代目クラウンクロスオーバーと同様に「P R I U S」のバラ文字の車名ロゴエンブレムが中央に配置されました。2代目から4代目まで装着されていたハイブリッドシンボルマーク(HYBRID SYNERGY DRIVE)に代わり、「HEV」エンブレムが装着されました。プリウスPHVの後継であるPHEVモデルはHEVと基本デザインを共有していますが、ロアグリルが金属調シルバー加飾に、リアコンビネーションランプがニュートラルデンシティータイプ(グレースモーク)になり、「PHEV」エンブレムが装着されます。

パワートレインはHEVモデルには4代目からの1.8 Lモデルに加えて、新たに2.0 Lモデルが追加され、計2種類となりました。1.8 Lモデルではエンジンは4代目からの2ZR-FXE型を継承しつつ、全ての電動モジュールが改良され、燃料消費率が向上しました。2.0 LモデルではエンジンにM20A-FXS型が搭載され、燃料消費率の向上に加えてシステム最高出力が大幅に向上しました。PHEVモデルでは2.0 LのM20A-FXS型に換装され、駆動用バッテリーが小型化・大容量化され、駆動用モーターも高出力化され、システム最高出力が2.0 L・HEVモデルを上回る223 PS(164 kW)を実現しました。また、EVモードでの走行距離も大幅に向上し、日常の運転のほぼ全てを電気だけで走行可能な性能が確保されました。

予防安全パッケージ「Toyota Safety Sense」には、ブラインドスポットモニターや周辺車両接近時サポートなどが装備されています。PHEVモデルでは外部給電アタッチメントが標準装備され、ドアガラスを閉じたままでの外部給電が可能となりました。また、ソーラー充電システムやマイルームモードも搭載されています。

急速充電やV2H(Vehicle to Home)には非対応となっていますが、今後の電気自動車の市場拡大と急速充電スタンドの普及率を考慮した結果です。

トヨタ寒冷地仕様
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