2022年8月19日更新
出典:トヨタ自動車より引用
コンパクトSUVの中で今、4~6カ月待ちの人気を誇る「ヤリスクロス」
新車購入にあたり慎重に検討する必要があるメーカーオプション。
これは新車が出来上がったあとから変更ができないオプションです。工場で組み立て時に取り付けるので、納車後に付けるとなるとほとんどが付けられない、もしくは出来たとしても価格がオプション価格より2~10倍ほどかかってしまいます。
そんなメーカーオプションの中に冷地仕寒様(23,100~31,900円)というものがあります。

ここら辺は雪はめったに降らない

スキーやボードにも行かないから必要ないよ!
寒冷地仕様と聞いてこんな風に考える方が多いのではないでしょうか?
ヤリスクロスの寒冷地仕様明細
カタログには「寒冷地仕様(ウィンドシールドデアイサー+ヒーターリアダクト+PTCヒーターなど)と記載されている。そのほかにはどのようなものが装着されるのか?
エンジン冷却水 | LLC30% → LLC50% |
フロントサイドガラス | スーパーUVカット・IRカット機能付き → 撥水機能プラス |
ウィンドシールドデアイサー | 無し → 有り |
ウィンドシールドワイパー | 標準タイプ → ヘビータイプ |
ウォッシャータンク | 1.8L → 2.3L |
リアフォグランプ | 無し → 有り |
アウターミラーヒーター | 無し → 有り |
インパネアンダーカバー | 助手席騒音防止フェルト 無し → 有り |
フロントヒーター | 内外気1層 → 内外気1層 PTCヒーター |
ヒーターリアダクト | 無し → 有り |
バッテリー(ガソリン) | LN0 → LN1 |
オルタネーター(ガソリン) | 80A → 100A |
凄くないですか?あの価格でここまで付いてきます。いくら工場の生産ライン上で変更するだけとは言えこれだけの変わるのなら検討する価値はあるはずです。
ここからはリアフォグランプの位置など、図解があるものを詳しく解説していきます。
ウィンドシールドデアイサー

図1のフロントガラスの線が引かれた部分に熱線が入ります。

このような状況の時に、ワイパーゴムを痛めることなく霜や氷を融かすことができます。また、意外に便利なのがドアミラーヒーターです。寒い時だけでなく雨の日の曇りにも使え、安全な運転に役立ちます。
ヒーターリアダクト

後ろ乗ってみないと分かりませんが、外気が氷点下ぐらいになってくると室内の足元はかなり冷え込みます。リアダクトがあるのとないのでは大違いです。暖かい空気は上へ上へと移動しますのでこの良さが想像つきますよね。
PTCヒーター

寒い日の朝、エンジンをかけてもなかなかエアコンから暖かい風は出てこないですよね。PTCヒーターはこんな時でもすぐに暖かい風を送り出すことができます。
そのため、フロントガラスの霜などを素早く融かすことができ、これにより暖機運転の時間が短くなるので燃料の消費を抑えることができます。
デメリット
まずバッテリー交換時にやや高額になってしまう点です。オルタネーターが100Aになっているのでバッテリーを下げることはできません。そのためLN1を装着する必要があります。
エンジン冷却水の方は寒冷地仕様は50%が入ってますが、寒い地域でなければ30%の方を入れれば大丈夫です。
あとはリアフォグランプです。

リアフォグランプは図3の印の部分が光ります。ということは、リアフォグランプのスイッチを入れない限りそこは光りません。
もともとバックアップランプがあるところです。シフトをバックに入れたときに点灯するランプです。
外にいる人から見ると、球が切れていると思われることもあるかもしれません。気にするほどのことではないかもしれませんが・・・
実は、寒冷地仕様を付けてないヤリスクロスでもバック灯は左しか点灯しません!


まとめ
このように、トヨタ車の場合は北海道地区であればこの「寒冷地仕様」が標準で付ていますが、そのほかの地域ではオプション設定になってます。カタログにも詳しく記載はありませんが絶対選んだほうが得だと思いませんか?私は断然お勧めします。
実はトヨタ自動車のHPで車種ごとに調べることができます。必ず内容を確認して検討するようにしましょう。
コメント
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細かいこと言って申し訳ないのですが
リアフォグランプは寒冷地仕様車でオプション設定出来る様になる装備だと思います。
近藤 智洋様
こんにちは、タカシンと申します。
ご指摘ありがとうございます。
おっしゃる通りで、表現が悪かったと反省しております。
早急に修正して正しい情報にしていきます。
この度はご意見ありがとうございました。