メーカーオプションを後付けできるか?【トヨタ実例集】

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2022年10月18日更新

新車の商談や契約書を交わす時にこんなことを言われたことありませんか?

ディーラー営業
ディーラー営業

メーカーオプションは、後から取付はできません

後からでも簡単に取付できるでしょ?

ディーラー営業
ディーラー営業

絶対に取付できません!

本当にそうなのだろうか?

この記事では、メーカーオプションの後付けの難しさについて解説します
実際にあったケースをご紹介しながら、なぜ後付けが難解なのか紐解きます。
これで購入の際のメーカーオプション決定の大切さをご理解いただき、後から後悔することのない買い物ができるはずです

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タカシン

陰キャな性格なのにカーディーラーの営業マンに・・・
売り込まないセールスで支店長まで登りつめる。20年以上培った営業とクルマの知識を活かして、役立つ情報を発信中。

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メーカーオプションとは?

はてな

メーカーオプションとは、おクルマのご注文時に選択いただくことで、工場で装着される装備です。納車後に装着することはできません。

トヨタ自動車より引用

例えば、寒冷地仕様など種類はさまざまあります

シエンタの寒冷地仕様

ワンタッチ付きパワースライドドア33,000円
ターンチルトシート88,000円
天井サーキュレーター27,500円〜
アクセサリーコンセント44,000円
ディスプレイオーディオ10.5インチ89,100円
TV(フルセグ)33,000円
CD・DVDデッキ41,800円
寒冷地仕様20,900円〜
消費税込み

グレードやエンジンにより選べる選べないがありますが

実はたくさんあります!

生産ライン
トヨタ生産ライン
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事例1 ルーミー「コンフォートパッケージ」

ルーミー
ルーミー

ルーミーには、コンフォートパッケージというメーカーオプションがあります

低価格で、非常にたくさんの装備が追加になります

コンフォートパッケージ
28,600〜34,100円

ルーミー コンフォートパッケージ

そんなルーミーの納車時にこんなトラブルが発生しました

お客様
お客様

シートバックテーブルは付いてるって言ってたのに、納車されたクルマにはついてないじゃないか!

ディーラー営業
ディーラー営業

申し訳ありません・・・私が勉強不足でした。シートバックテーブルはメーカーオプションなので後から取り付けることができません。何とかこのままお乗りいただくことはできませんか?

お客様
お客様

それなら、キャンセルだ!シートバックテーブルが付いた新車に交換してください!

ディーラー営業
ディーラー営業

(それは困る・・・)
シートバックテーブルだけ付けば、このままお乗りいただけますか?

お客様
お客様

ケチがついたクルマには乗りたくないけど、シートバックテーブルが付くなら我慢して乗るよ。

ディーラー営業
ディーラー営業

ありがとうございます!
(メーカーオプションだけど何とか

なるだろう)

営業にとって新車のキャンセルは何としてでも避けたいこと

営業マンは、シートバックテーブルだけなら、簡単に取付できるだろうと考えるが

実際は簡単ではなかった・・・

ルーミーのコンフォートパッケージの運転席シートは中の骨組みから違う!

シートの表皮も取付穴があるタイプがあり違う

工賃含めず部品代だけで20万円以上かかる

シートヒーターも含めたらもっとかかる

タカシン
タカシン

シートだけでも、これだけかかることを考えるとメーカーオプション「コンフォートパッケージ」はとってもお得なオプション!

この件は、結局シートバックテーブルだけ取付をして、何とかお客さんに許してもらったようです

事例2 アルファードハイブリッド「アクセサリーコンセント」

アルファード ハイブリッド
アルファード ハイブリッド(30系)

現行のアルファードには、USBポートがほとんど標準装備になってますが

当時はメーカーオプションが主流でした

アクセサリーコンセント
8,000〜16,000円

アルファードハイブリッド アクセサリーコンセント
お客様
お客様

アクセサリーコンセントがあった方がいいなぁ・・・
取付できますか?

ディーラー営業
ディーラー営業

(メーカーオプションだけど、多分簡単にできるでしょう・・・)
分かりました!やってみましょう!

タカシン
タカシン

こちらの事例も簡単にはいきません・・・

血管のように張りめぐらされている配線(ワイヤーハーネス)をすべて交換しないと取付できない

トヨタ ワイヤーハーネス
ワイヤーハーネス

シートをすべて外しカーペットも取らないと配線が交換できない

こちらも費用はとんでもなくかかります

そもそも、取付ができたとしてもその部分の保証はありません

何か不具合が起こっても保証修理はないものと考えた方がいいでしょう

まとめ

いかがだったでしょうか?

何のためにメーカーオプションにしているのでしょうか?

これを想像してみてください・・・それは・・・

タカシン
タカシン

簡単に後付けできないからです

簡単にできるなら「ディーラーオプション」にあるはずです

メーカーオプションの価格が安いので、簡単に考えがちです

これは、販売している営業もそう思ってしまっているところもあります

今は保証やコンプライアンスの観点からメーカーオプションの後付けを受けてくれる販売店もないと思います

事例1のように販売側の説明に問題があったケースでは、あるかもしれませんが・・・

新車購入時は、メーカーオプションの検討はしっかり吟味しましょう

決して、後から付けられる、営業スタッフに言えば何とかなると思わないようにしましょう!

もし、後付けを引き受けてくれるとなっても、その後不具合は発生しないのか?

保証についてはどうなるのか?話をして進めていきましょう!

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コメント

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