2024年4月26日更新
トヨタ自動車
トヨタのコンパクトSUVの中で人気を誇る「ヤリスクロス」
新車購入にあたり慎重に検討する必要があるメーカーオプション
これは新車が出来上がったあとから変更ができないオプションです
工場で組み立て時に取り付けるので、納車後の取り付けはほぼ不可能
もしくは出来たとしても取付費用ががオプション価格より2~10倍ほどかかってしまいます
ヤリスクロスにも多数のメーカーオプションがあります
その中に冷地仕寒様(23,100~31,900円)というオプションに注目してください
ここら辺は雪はめったに降らない
スキーやボードにも行かないから必要ないよ!
寒冷地仕様と聞いてこんな風に考える方が多いのではないでしょうか?
寒冷地仕様を侮るなかれ!
ヤリスクロスの寒冷地仕様明細
カタログには「寒冷地仕様(ウィンドシールドデアイサー+ヒーターリアダクト+PTCヒーターなど)と記載されています
トヨタ自動車
ヤリスクロスの寒冷地仕様の明細はコチラです
エンジン冷却水 | LLC30% → LLC50% |
フロントサイドガラス | スーパーUVカット・IRカット機能付き → 撥水機能プラス |
ウィンドシールドデアイサー | 無し → 有り |
ウィンドシールドワイパー | 標準タイプ → ヘビータイプ |
ウォッシャータンク | 1.8L → 2.3L |
リアフォグランプ | 無し → 有り |
アウターミラーヒーター | 無し → 有り |
インパネアンダーカバー | 助手席騒音防止フェルト 無し → 有り |
フロントヒーター | 内外気1層 → 内外気1層 PTCヒーター |
ヒーターリアダクト | 無し → 有り |
バッテリー(ガソリン) | LN0 → LN1 |
オルタネーター(ガソリン) | 80A → 100A |
凄くないですか?あの価格でここまで付いてきます
いくら工場の生産ライン上で変更するだけとは言えこれだけの変わるのなら検討する価値はあるはずです
ここからはそれぞれの項目を詳しく解説していきます
冷却水(LLC)
寒い地域では、エンジン内を循環している冷却水の濃度が低いと
凍ってしまうかもしれません
冷却水が凍ってしまわないように濃度を上げます
通常の濃度30%だと-15度ぐらいで凍結してしまいます
濃度を50%にすると凍結温度が下がり
約-35度ぐらいまで凍結しなくなります
撥水機能付きフロントドアガラス
フロントドアガラスに撥水機能を持たせます
ウィンドシールドデアイサー
図1のフロントガラスの線が引かれた部分に熱線が入ります。
このような状況の時に、ワイパーゴムを痛めることなく霜や氷を融かすことができます
また、意外に便利なのがドアミラーヒーターです
寒い時だけでなく雨の日の曇りにも使え、安全な運転に役立ちます。
ドアミラーヒーター
車に乗り込んで発進しようとしたときにドアミラーが曇ってて怖かったという経験はありませんか?
運転席横は手が届きますが、助手席側は一旦クルマから降りないと曇ったドアミラーを拭くことはできません
そんなときに、これがあればドアミラーを暖めて霜・露・雨滴を取り除いて視界を確保できます
タカシンおすすめ!
雨の日は、必ずスイッチON!素早くミラーの水滴が取れます!
ウィンドシールドワイパー
ワイパーのモーターが強力になります
水分をたくさん含んだ重い
雪も力強く拭き取ってくれます
ウォッシャータンク
ウォッシャー液切れを防ぐため
タンクの容量をアップします
ヒーターリアダクト
後ろ乗ってみないと分かりませんが、外気が氷点下ぐらいになってくると室内の足元はかなり冷え込みます。リアダクトがあるのとないのでは大違いです。暖かい空気は上へ上へと移動しますのでこの良さが想像つきますよね。
フロントヒーター
寒い日の朝、エンジンをかけてもなかなかエアコンから暖かい風は出てこないですよね。PTCヒーターはこんな時でもすぐに暖かい風を送り出すことができます。
そのため、フロントガラスの霜などを素早く融かすことができ、これにより暖機運転の時間が短くなるので燃料の消費を抑えることができます。
バッテリー
ハイブリッド車は変わりませんが、ガソリン車はLN0からLN1に容量がアップします
これで寒冷地でも高い電圧を確保できるようになります
これに関しては唯一の欠点があり、バッテリー交換時にやや高額になってしまいます
容量の小さいバッテリーにすればいいんじゃない?
寒冷地仕様車は専用のバッテリーを装着する必要があります!
オルタネーター
オルタネーター
寒冷地仕様のオルタネーターは、発生電流量を上げてあります
冬場の電装品の使用頻度増加にも対応しています
そのためバッテリーも下げることはできません
リアフォグランプ
※寒冷地仕様を選択した時のみ追加できる装備です
リアフォグランプは図3の印の部分が光ります
リアフォグランプのスイッチを入れない限り光りません
霧・雪・雨などにより視界が悪い時にクルマの存在を後続車に知らせるための赤色灯です
まとめ
このように、トヨタ車の場合は北海道地区であればこの「寒冷地仕様」が標準で付ていますが、そのほかの地域ではオプション設定になってます
カタログにも詳しく記載はありませんが絶対選んだほうが得だと思いませんか?
断然オススメです!
雪が降らない地域でも、冬場や雨の時に役立ちます
新車で検討の際は、ぜひこの寒冷地仕様を選択して
快適なカーライフを実現してください
ヤリスクロスについて
ヤリスクロスは、2020年(令和2年)2月に発売されたヤリスに続く、GA-Bプラットフォーム採用車種の第二弾です
開発は、デザインから設計までトヨタ自動車のヨーロッパ拠点が手がけました
後部座席が最小限でドライバーズカーとしての性格が強いヤリスと比べると、本車両は居住性や荷室空間といったSUVらしいユーティリティ性能を重視して開発されました
ボディーサイズをヤリスと比較すると、全長・全幅・全高がそれぞれ240 mm・20 mm・90 mmずつ拡大されています。これによって、ヤリスより広い室内スペースが確保されました
パワートレインは1.5リッター直3エンジンに発進用ギア付きCVT(Direct Shift-CVT)の組み合わせ、またはそのエンジンをベースとしたTHSの2種類です
駆動方式は、前輪駆動と四輪駆動の2種類がラインナップされています
ガソリン仕様の四輪駆動システムは、通常は前輪駆動で、発進時や低摩擦係数路面で後輪に駆動を配分する『ダイナミックトルクコントロール4WD』に、マッド&サンド、ノーマル、ロック&ダートの3つの走行モードを選択できる『マルチテレインセレクト』を組み合わせています
第90回ジュネーブ国際モーターショーにて披露する予定でしたが、COVID-19感染拡大防止のため開催中止となり、2020年(令和2年)4月23日にオンラインで世界初公開されました
日本では同年8月31日に発売され、欧州では2021年半ばの発売が予定されています
当初、欧州向けとして開発されたモデルでしたが、豊田章男氏の「なぜ発売しないの?」という一言がきっかけで日本市場導入に至ったという経緯があります
コメント
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細かいこと言って申し訳ないのですが
リアフォグランプは寒冷地仕様車でオプション設定出来る様になる装備だと思います。
近藤 智洋様
こんにちは、タカシンと申します。
ご指摘ありがとうございます。
おっしゃる通りで、表現が悪かったと反省しております。
早急に修正して正しい情報にしていきます。
この度はご意見ありがとうございました。