2022年10月18日更新
トヨタのカタログで主要装備一覧表を見ると、最後の方に「寒冷地仕様」と記載がある
出典:トヨタ自動車より引用(ヤリスクロス)
価格は車種・グレードにもよるが、20,000~40,000円ぐらいが相場だ
この資料はヤリスクロスのものだが、
ウィンドシールドデアイサー+ヒーターリアダクト+PTCヒーターなど・・・
と簡単に記載されているだけ・・・
ウィンドシールドデアイサーは凍結によりフロントワイパーが動かなくなるのを防止するため熱線が入るものだ
リアヒーターダクトは、リアシートにも温風が送られるダクト
PTCヒーターは、エンジンが暖まるまでの間、通常のヒーターに加え電気式補助ヒーターで素早く暖房が効くようにしてくれる装置
これだけしか記載がない。価格からみても確かにこれだけでも十分だと思われる
だが、トヨタの「寒冷地仕様」の実力はこれだけではない
この記事では、意外と知られていないトヨタの「寒冷地仕様」の魅力について詳しく解説する。トヨタ車を検討されている方は、必ず検討してほしい。
寒冷地仕様とは
寒冷地でもより快適に安全にクルマを使える装備を装着するオプション
メーカーオプションと言われ工場で組み付けてくるため、注文時に選んでおかないと後からは付けることはできない
価格帯は先でも述べたとおり、車種・グレードによって違いがあるが、20,000~40,000円
トヨタのカタログで車両価格の記載を見ると北海道地区メーカー希望小売価格という部分がある
北海道地区では「寒冷地仕様」が込みの価格に最初からなっているということである
その他の地域は、メーカーオプションで選ぶようになる。
寒くない地方で付けても問題ない?
よくある質問だが、答えは「全く問題ない!」
寒冷地でないと意味がないとまでは言い過ぎだが、寒冷地仕様を選ぶことで仕様が変わるものの中で、ほぼ不必要と思われるものは以下の通り
- 冷却水濃度のアップ
- ウォッシャータンク容量のアップ
- バッテリー容量アップ
不要であるが、冷却水濃度・ウォッシャータンク容量アップは使用上問題ない
ただバッテリー容量のアップは、交換時の値段が上がってしまうデメリットとなる。ただ何万円も変わることはない
寒冷地仕様で装着される嬉しい装備
ここからは、絶対あったら嬉しいと思う装備をご紹介する
フロントドアガラス撥水機能付き
撥水機能がつくと雨の日の視界を良好に保つことに役立つのは、想像に容易い
だがその他にも重要な機能がある
それは、霜が付きにくいことだ
また、曇りにくいこともメリットと言える
雨がやんでやや冷え込んでいる時にクルマの窓ガラスすべてが曇ってしまっていることを経験されたことはないだろうか
そんな時も視界を確保できる
フロントドアガラスが曇るとドアミラーが見えない
後方確認ができず非常に危なく、そんな危険を回避できる
フロントヒーター(PTCヒーター)
これは先ほど少し説明したが、非常にありがたい装置だ
寒い日の朝、暖気運転をせずに走り出して一番嫌なことは暖房がなかなか効かないことだろう
とにかく早く暖房が効く!
エンジンが暖まるまで、電気式補助ヒーターが暖房を補ってくれる
短時間で暖かい風が出てくるので大変重宝するはずだ
ドアミラーヒーター
ドアミラーが曇って全く見えない・・・という経験は誰でもあるのではないだろうか?
そんな時、ミラーヒーターがあれば即解決する
この装備は高級車にはついているが、ほとんどの車種には装備されていない
寒冷地仕様を選択すればこの問題は解消される
リアヒーターダクト
セカンドシートに乗らないと気づかないが、リアヒーターダクトがないとクルマで、氷点下近い気温だと本当に寒い
スキーやボードで雪山に行かれる方はよく分かると思う
そんなところに行かないし、後ろに人を乗せないという方でもあって困るものではない
その他
今までご紹介した装備は、ほとんどの車種で寒冷地仕様を選択すると装備されてくるものだ
ここからご紹介する装備は、車種限定なものである
・インパネアンダーカバー(ヤリスクロス)
運転席・助手席の足元上部に設置される樹脂パネルで、足元に冷気が出てくるのを防いでくれる
騒音防止の効果もある
・防錆処理(ハイラックス)
・シートヒーター(ライズ)
まとめ
いかがだったでしょうか?
車種毎に細かい違いがあるので、確認して欲しい
トヨタのホームページ上で検索をすると詳しい資料を見ることができる
「ヤリスクロス 寒冷地仕様」と入力してみよう
実際、これをトヨタの営業から勧められることはほとんどないだろう
知らないから後悔することはないが、知ってしまえば悔いが残る
必ず検討をして、快適で安全なクルマを注文しましょう
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