【トヨタ】新型MIRAI、買うのをためらう障害は何か?
出典:トヨタ自動車より引用
先日発表になった究極のエコカー「MIRAI」
水素で走るこの車は、排気ガスを一切出さず走ることができる。また、吸入した空気をきれいにする「空気清浄システム」で環境にやさしいどころの話ではない。
今回のフルモデルチェンジで変わったところは、本当に高級車になったところだ。ワイド&ローなスタイリング、リアスポイラーをボディと一体化したデザイン。コックピットには12.3インチ大型センターディスプレイで先進性と温かみを持たせた。各席で空調の切替ができる点など、先代に比べても大幅に高級感がアップしている。
購入にあたっては、
- エコカー減税
- 環境性能割
- グリーン化特例
- CEV補助金(クリーンエネルギー自動車導入事業補助金)
合わせて約140万円の補助を受けられる。
車両本体価格7,100,000円~8,050,000円が、実質5,700,000~7,650,000円となりレクサスや外車を購入するよりも安くつく。
また、ネックだった走行可能距離を650kmから850kmに伸ばした。
こんないいクルマの購入を検討して諦めた人が多い。実際に検討した人の声を参考に、この新型「MIRAI」を買わないという結論に至った障害についてご紹介する。
水素ステーションが少ない
全国の水素ステーション
- 北海道・東北 6件
- 関東 52件
- 中部 36件
- 近畿 18件
- 中国・四国 8件
- 九州 13件
実に少ない。しかも営業時間が9:00~17:00のところが多い。しかも定休日もある。
意外と高い水素。第一世代MIRAIでフル満タンで6,000~7,000円。今回、走行可能距離を850kmに伸ばすにあたり水素のタンク容量を増やしているのでもっとかかる計算になる。仮に850km走行できたとしても燃料代はハイブリッドカーの方が断然安くつく。
メンテナンスできるお店が限られる
トヨタ車だから全国どこのトヨタの販売店でメンテナンスできると思ったら大間違い。MIRAIを整備できるお店は少ない。
水素を扱うとなると整備工場も、設備を整える必要がある。全店舗、そのような設備投資しても年間数回しか入庫しなければ採算はとれない。ほとんどの販売店は、本社のみ設備を入れて支店は入れないところが多い。
もちろんガソリンスタンドや町の整備工場でもメンテナンスできない。
下取価格が安い
1代目MIRAIの5年後の残価率は20%程度。800万円の車両本体が5年後には160万円になる。今後の燃料電池車の市場次第では、変わる可能性はあるが現状はこうである。
アルファードなどの人気車なら残価率は35~40%。短いスパンで買い替えを視野に入れている人にはデメリットでしかない。
まとめ
平日は通勤、週末は買い物やレジャーに使うといった、一般的なクルマの使用方法だと維持をしていく上でも今まで通りいかない点が多い。
ガソリン車なら給油は探せば24時間セルフのガソリンスタンドでいつでも入れることができる。メンテナンスは、ディーラーでなくてもガソリンスタンドやオートバックスなどのカー用品店でも可能だ。
究極のエコカー「MIRAI」はそれはできない。不便と感じる方がほとんどだろう。
今まではこれらの現実を前にして購入を諦めた人も多かっただろう。
しかし、これからの自動車の向かう方向は、間違いなく電動化であり「MIRAI」のようなマイナスミッションを実現したクルマであろう。
- 燃料代は高い
- メンテナンスできるところ少ない
- 水素ステーションが少ない
- 水素ステーションの営業時間が限られる
- 水素ステーションに定休日がある
- 下取が安い
- 車体本体価格がガソリン車やハイブリッド車に比べて高い
今までのクルマに比べてのデメリットはたくさんある。だがこのデメリットを呑んでも十分すぎるメリットがある。
菅総理大臣の所信表明で、2050年までに温室効果ガスの排出をゼロにする目標が掲げられた。また、2030年代半ばに日本でガソリン車販売を禁止する方向で政府が調整にも入った。
新型MIRAIのメリットは、自分が楽しむだけでなく未来に続くメリットだ。第二世代「MIRAI」が一台でも多く走るようになれば、我々日本人もいろんな意味でレベルアップしたといえるだろう。
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